2019-03-01から1ヶ月間の記事一覧

3/31

努力の分だけ評価される事は稀だ。 努力の数値化はほぼ不可能だし、数値化をしてもらう為に可視化というのもテキサス辺りのレッドネックがトレイラーハウスの住み心地を自慢するのと同じ位に山出しな感じがする。 チャック・パラニュークの翻訳を一冊分こな…

3/23

またこうして禅日記じみた文章を書き綴っている。 最初にブログみたいな機能を使ったのは大学1年生の頃だったが、それから何年経とうと変わらずローマ字をカナに変換して余白を埋める事には変わらない。 後どれ位こういう禅をするだろうか。 股関節が硬くて…

3/21

スカルスガルド次男(itでペニーワイズを演じた北欧イケメンだ)が18歳くらいの役を主演した映画を観た。アスペルガーのシモンは兄と二人暮らし。自分自身のバランスと時間、スケジュールをなによりも大事にしていて…混乱するとドラム缶を改造して宇宙船に見立…

3/19

横になる行為が嫌いな人はそうそういないと思う。自分に合った固さの程よいバネの効いたマットレスに横たわるのは社会で許される快適さの中でもかなり上位に位置すると思っている。気分が悪い時や、手足が冷えている時に対処療法として行うこの行為も中々悪…

3/15

「思い出し笑い」ならぬ「思い出しフローチャート」を夜の布団の中で行う事がある。 だけど過去のある事象について現在の価値観で評価する事にどれだけ意味があるのだろう、と思う。 しかも主観で不確かな記憶に基づいて行うので、大抵は歪めて思い出しがち…

3/14

三日坊主という程ではないけど、やる気や集中が長続きしないというのは年々そうなってる自覚がある。だから長く続けたいことには他人や団体を介して自分一人だけの意思で終わらせられなくしたり、なるべくスケジュールみたいなのを可視化して時が来たらやら…

ショートショート「喫茶店、時間、記憶」

深夜1時16分、冬。 毎シーズン、季節の移り変わりに対応し切れない。 寒暖差がスティグマの様に自律神経を痕を残し、「風邪」という文字が浮かび上がる。 寝床で90年代、10代の時によく聴いていた音楽を聴く。 get up kids、jimmy eat world、feeder…

3/10

ゴッズ・オウン・カントリーというイギリス北部の牧場が舞台の映画を観に行ってきた。主人公は不具の父に代わって牛や羊の世話をしている20歳くらいの青年で、自分の仕事や環境何かもかもに不満を持ち、行きずりの同性愛者と寝たり酒に溺れたりして憂さを晴…

3/9

ここ最近、トレーニング習慣がうまく回ってていい感じに筋力上昇できている気がする。特にジョギングは続ける事で腹斜筋が絞れてくるので、この調子でバキバキにしていきたい。メニューの内容は主に、・月水金、週3でダンベルと朝夕どちらかにジョギング・火…

5-4、DIRTY 3(スターシステム・時の旅人)

「DIRTY3」について語ろう。 無明世界観を理解する上で欠かせない要素がこのMつ流スターシステムの要とも言える「DIRTY3」だ。 Mつ先生の主な著作に必ず出てきては縦関係を十全に利用し不衛生な手段を使って登場人物の心を清々しい程にまでに破壊していく・…

ショートショート「バーとサードアイ」

彼は愛車でやり過ごす。 真夜中のハイウェイを、空白の時間を。 ガソリンはあとわずか、速度はインド高僧の所有するプライベート・ジェットより少し遅い位だ。 彼は出口を探している。 差し当たってはハイウェイの出口を。 速度降下を促す標識が左側に見え始…

ショートショート「コーラと河原」

生まれてから20年、その大半を床で過ごした。ヒトというのは人生の3割方を床で過ごす様に出来ているそうだ。 僕の場合は生まれてからほぼ一日中布団の中に居た訳で、生死の折り返し地点に着く前に3割を超えてしまいそうだ。病気の正体は分からない。 毎…

ショートショート「地方書店とカレー」

その頃、私はとある地方の小さな町、その中の一件しかない本屋に勤めていた。 短期大学を卒業し、秋採用で入社した私は東京にある本社での3ヶ月の研修の後、その街にある支店へと配属された。 駅から15分ほど歩いた所にある3階建てのマンションの一室に…

ショートショート「大学生と河川敷」

毎日石を投げている。 人間の頭ほどもある物から、赤子の握り拳くらいの物まで大小様々な石が河原には有る。 それらを川に架かる陸橋の下、コンクリートで出来た巨大な支柱に向かって繰り返し投げている。 支柱の存在は川の流れを分断し、河原と支柱の間には…

ショートショート「夏と河川敷」

ボールが飛んでいく。 野球帽の少年がそれを追いかける。 河川敷の一区画を白線と金網で区切った野球場。 公道と河原を隔てる坂の中腹で、今日も私は独り寝転び、半分だけ開けた目で草野球を眺めている。3年前は私もあの子供達の様に喜んで駆けていたという…

3/1

村上龍著・「オールド・テロリスト」を読了した。 作家自体は大学生の時に、あのご尊顔が抽象的なグラフィック効果により美化されまくった表紙の全集を愛読していて、最近読んだのは確か5年位前に「半島を出でよ」を読んで以来だったから、本当に久しぶりの…