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腰を据えてどうでもいい事を書くというのは、そう悪い事じゃない。

肩にオウムをつかまらせながら便器に座り、小窓から見える夜明けを眺めながら大層な叙述詩を仕上げる漢もいるんだろう。

俺はただ宿屋の日誌、セーブポイントくらいの気分で書いてる。

それがいい。

別に書斎は要らない。

なるべく静かで、思考が晴朗に働く場所と時間を用意できればそれでいい。

そしてそんな座標を手に入れて、そこになるべく長い事居座る。

それがいい。