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試行内容を変えずに変化や奇跡を求めるのは狂人の思考、と言うのはアインシュタインの言葉だっただろうか。

 

私もゴロゴロとDSをプレイしながら変化を心待ちにする事があるが、別に狂人だからではない。

負の試行を行って望まない変化を起こす可能性を減らそうとしているのかもしれない。

まあ戯言だけど。

 

定期的に筋繊維へ働きかければ、フィジカルは上がるだろう。

強くなれば正解に向かう選択肢の数が増えるかもしれない。

 

特定ジャンルに係る書籍を定期購読していれば、何かしらコメントできる様になるだろう。

アメリカ西部の事を良く知れば、理想のカウボーイ像を描けるかもしれない。

 

毎日笛を吹いていれば、安定した音階を紡げる様になるだろう。

毎日呼吸していれば。

腱を伸ばしていれば。

太陽を浴びれば。

ボランティアに身を捧げれば。

 

結局起こせる変化は自分の腕を回せる範囲内だけだ。

終末戦争の勃発や自然法則の変化は試行の枠外で、それらは運に属する。

 

だからゲームをやってゴロゴロしたり過剰に睡眠を取ったり市販のサプリを試したりする行為は、何というか「待つ」行為だ。

 

枠外の大きなものが自分へと手を下ろすのをじっと待つ。

試行も結局「待ち」だ。

 

何も起こらず半生が過ぎたのかもしれない。