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頭を使って生きる。
効率や採算を神として現代神話を生きる。
自分はどちらかと言えばそういう鉄作りの有機体だと思っているのだが、時に効率や採算の合わない、気持ちだけが儲かる様な選択を選んだりもする。
そういう時には僅かに残った血肉の胎動を感じる。
鉄の組成が年々増えていくに連れ、自分の中のマグマを年々感じやすくなっていく。
鉄の身体と心に包まれて、血の通った爆発樽が収納されている。
例え爆発が起こっても心身はもはや四散しない。せいぜいが機能不全を起こす程度だ。
だから爆発樽の事だけを考えていられる。
鉄の事は何も心配いらない。
鉄を壊そうとする奴が仮に10年周期で現れても大丈夫。
遠慮なく樽を起爆させればいい。
全部歩いている道の背景でしかないのだから。