1/30

制御を失った殺人ロボットが跋扈する地下シェルタの最下層から最上部の脱出ポッドを目指すフリーゲームがちょっと前にあって、中々良いなと思っていた。

 

プレイヤーキャラクタがどんな存在だったのかは道中アクセスできる情報から窺い知れ、シェルタの内情やかつて生きていた人類、世界観についても徐々に断片を入手できる仕組みになっている。

 

全貌を一気に開示するのでなく、路傍に落ちている石くらいの重要度とランダム性によって拾い集められる情報から少しづつ想像の余地が増えて行く。

勿論主人公は最後を除いて一言も喋らない。

 

見て読んで知って、それを組み立てて想像するー

この流れが機能している娯楽は印象に残る。

頭が資源を再構築して自分なりの地図を描いているからだろうか。

 

その地図と公式の全地図を比較して見えてくる、自分の地図の「歪み」もまた楽しみの1要素ではある。

 

完全読本、公式解体真書、ウィキ。

読むのは自分なりの地図を描き切ってからが良い。

 

回答を書き入れる前に答えを見てしまうのは、って訳・・・

よくやるけども。